折り紙は日本の伝統的な遊びで、その起源は平安時代に遡りますが、ただの遊び道具ではありません。
色とりどりの紙を折って形を作る過程で、子どもたちは集中力や想像力、そして手先の器用さを自然と養っています。
折り紙を通じて得られる知育効果は、知っておくべき親の強い味方です。
実は、折り紙が古くから持つ歴史や意外な雑学も、親子で楽しめる話題になるかもしれません。
今回は、そんな「折り紙」が子どもの成長にどのように役立つのか、その秘密に迫ります。
折り紙について
折り紙は、正方形の和紙を折って動物や身近なものなどを形作る遊びです。
平面的、立体的なものまで、折り方によって様々な作品が作れることができます。
折り紙は子どもの遊びと思われがちですが、手先や脳のトレーニングにもなるため、老若男女問わず人気があります。
折り紙の起源
折り紙は日本の文化に古くから存在し、平安時代(794年から1185年)には既に存在していました。
初期の折り紙は神社や朝廷での儀式や贈り物として使用されました。
折り紙の特徴
歴史:現代の折り紙の形になったのは、江戸時代の元禄(1700年)の頃
日:11月11日はおりがみの日。1980年に日本折紙協会が制定しました。
英語:ORIGAMI クールジャパンの伝統的な文化のひとつとして『ORIGAMI』が万国共通語に。
折り紙の知育効果
折り紙は、子供たちの知育と創造力を育む素晴らしい遊びです。
紙を折りたたみ、形を変えることによって、子供たちに多くの学びと楽しみを提供します。
折り紙を通じて、子供たちは以下のスキルを養うことができます。
手先の器用さ
細かい折り目や繊細なデザインを作るために、手指の器用さが向上します。
正確に折ったり、細かい作業も多いのでリハビリやトレーニングにも取り入れられています。
指先トレーニングには最適です!
問題解決能力
折り紙で何か作品を作る際に、問題解決能力が養われます。
どのようにして1枚の紙を3Dの形に変えるかを考えるプロセスは、論理的思考を促進します。
空間認識能力
折り紙を使って立体物を作る際、空間認識能力が向上します。
物体の形状などを理解し、それを表現する方法を考えることは、数学的思考にも繋がります。
創造力
折り紙は芸術的な表現でもあります。
子供たちは色や模様を組み合わせ、折り紙アートを創造することができます。
折り紙の知育効果まとめ
折り紙を通じての知育は、遊びの楽しさと学びの両方を提供してくれます。
子供たちは自分の作品を誇りに思い、新しいスキルを習得する過程で自信をつけることができます。
また、親子や仲間と一緒に折り紙を楽しむことで、社交性も育まれます。
折り紙は、教育的で楽しい遊びとして、子供たちの成長に貢献することができます。
折り紙と教育
遊び以外にも学習教材としても使われており、こどもの教育や認知症の予防にも良いとされています。折り紙は「想像力」や「思考力」を要する遊びです。折り紙の折り方を参考にお手本どおりに折る方法を考え、最後まで投げ出さずに作品を作ることで、脳が刺激され発達していきます。
折り紙は脳のトレーニング教材として優秀と言われ、海外の教育現場でも取り入れられています。
「忍耐力」や「集中力」、「手先の器用さ」を養えるのも魅力です。作品を作る際に手順を飛ばしたり雑に折ったりすると、お手本通りになりません。美しい折り作品を作るには、手先の器用さや集中力が必要です。特に細かい折り目をつける必要がある作品は丁寧に折らないと、仕上がりの見栄えが悪くなります。簡単な作品から作り始め、徐々に難易度を上げていくうちに自然と忍耐力や集中力が身につき、細かい作業も難なく行えることでしょう。作品を作るための工程の細かさから、折り紙はリハビリや教育に使われることも多々あります。
世界の折り紙のバリエーション
世界にはどのような折り紙(または折り紙のような紙工芸)があるでしょうか。
各国の紹介をしていきます。
中国の折り紙(剪紙、紙切りなど)
中国では剪紙(ジャンピー)や紙切り(ズーヒー)などの伝統的な紙工芸が行われており、シンプルな紙の切り折り技術が使われています。これらは、お祭りや装飾に使用されます。
韓国の풍선이(風燈)
韓国では「풍선이(Pungseoni=風燈)」と呼ばれる伝統的な紙折りが行われています。
カラフルな折り紙で鳥や花などの形を作ります。
ラテンアメリカのピカピカ
ラテンアメリカのいくつかの国では、「ピカピカ(Papel Picado)」と呼ばれる紙の装飾があります。
これらの装飾は祝祭や特別な行事で使用され、美しい模様に仕上がっています。
ヨーロッパのクリスマスオーナメント
ヨーロッパでは、クリスマスの装飾として折り紙を使用する伝統があります。
特にドイツでは、折り紙を使った星型の装飾が一般的です。
アフリカの紙の彫刻
アフリカの一部の地域では、紙を折りたたんだりして、伝統的な彫刻や工芸品を作ります。
作られた作品は、宗教的な儀式や装飾に使用されます。
子どもの成長を促進する「折り紙」の知育と雑学についてまとめ
折り紙の魅力は伝わりましたでしょうか?
昔、小学生のころは折ったよ! という方でも最近折っていないのではないでしょうか。
こどもにテレビやスマートフォン等の電子媒体から外に目を向けてほしいな、
おうち時間を充実してほしいな、
親子でなにか没頭できないかな、
そんな要望に折り紙は答えてくれるのではないでしょうか。
私も折り紙は小学校以来、折っていませんでしたが
こどもが成長したので一緒にやっています。
しかし折り紙の完成形までの折り方を結構忘れていました。(鶴も忘れていました・・・)
みなさんは折り方覚えていますか?
鶴、くす玉、かえる、手裏剣、チューリップ、船など
私は書籍やネットで探してやりました。。見本が手元にあると簡単ですよ!
書籍だとこどもと見ながら出来るのでオススメです。
▼簡単
▼ちょいむず
最後までご覧いただき、ありがとうございました。