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【知育玩具の効果】良いおもちゃとは。おもちゃを与える意味を知ろう

知育や育児について

子どもたちは邪魔されることがなければ6歳頃までに約15,000時間(1日平均7~9時間)を遊んで過ごしていると言われています。

子どもたちはそんなに長い時間、いったい何をしているでしょうか。

本記事では、子どもの遊びを理解することで「良いおもちゃ」を与える意味を知ってもらう内容になっています。

子育て世代のママやパパ、お孫さんや親戚の子、友達の子へプレゼントを検討されている方や知育玩具に懐疑的な方、是非覗いてみてください!


私たちは子どもが何を、どうして、どこで、いつ、どんな手段で遊ぶかについて観察し、理解することが大切です。

この記事でわかること

子どもの「遊び」を理解し、良いおもちゃを知る
知育玩具を子どもへ与える意味を知る

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玩具オタクJJのアバター

知育玩具、玩具について研究しています。
こどもが6歳になるまで約15,000時間ほど
遊びの時間があるとされています。
その限られた時間に与える玩具は
しっかり選びたい。
という想いに応えたいです。

▼子育てママ、パパにおすすめの知育玩具などを紹介 (少し教養や雑学も発信しています)
玩具オタクJJの部屋(トップページ)

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子どもの遊びを理解するには

健康な子どもなら誰でも、もともと遊びたいという欲求を持っています。

遊び上手な子どもになってもらうためには、私たちの手助けが必須です。

そもそも遊びとは、様々な経験や私たちの手助けによって徐々に習い、覚えます。

その手助けは子どもの立場になり、押しつけがましくなく、目立たないようにする必要があります。

その「手助け」に焦点を当てていますので参考にしてください。

遊びの場をつくる

遊ぶための場所がありますか?

子どもたちは親や信頼している人の傍にいたがるため個室ではなくオープンスペース(居間など)が好ましいです。

※個室はかなり大きくなってからでないと意味がありません。

できるだけたくさん遊ばせる

できるだけ多く遊ばせていますか?

小さな子どもは邪魔が入らないと1日6~7時間遊んでいます。

子どもたちには遊ぶための時間と機会を与えるべきです。退屈な時間は避けましょう。

長時間、何かに熱中して遊びたがる子どもは遊びを通じて集中力と持久力を身につけます。

無理強い、煽りつけない

不要に遊びを中断(妨害)していませんか?

子どもたちはすぐ気が散ります。

従って子どもたちが遊びに熱中していることは、とても喜ぶべきです。

遊んでいる子どもたちはどんな妨害や中断でも不快感を感じます。

遊びの最中に用事をいいつけたり、片付けさせるために遊びを中断させると、子どもたちの集中力を損ない、やがては表面的なだけの深みのない人間にしてしまう恐れがあります。

子ども自身に試させ、充分にやらせる

子どもたち自身に試行錯誤をやらせていますか?

まず子どもにやらせてみて、何ができるのかを発見させてみましょう。

遊びの最中に割り込んで、手助けするのは、子どもたちがどうしてよいかわからず悲しんでいるときだけやるべきです。

しかし、その手助けは回答を与えるよりも回答を見出すように導いていくほうが良いです。

批判、手直しはしない

批判や手直しをたびたびしていませんか?

何かが不完全だったり間違っていたりすると、それを指摘していませんか?

「これが正しい」といって親が作ったり、描いたりしていませんか?

それらは子どもにとって自分の作品に周囲の人が満足していないと感じ、ほかの人が自分より上手に作ったり描いたりできるのを目の当たりにすることになります。

自分のやっていることは失敗だと思い込み、自分自身の思い付くままにやろうとすることがだんだん少なくなります。

真面目な関心を寄せ、安易に褒めすぎない

褒めすぎるのではなく、真面目な関心を示していますか?

大人たちが仕上げる仕事と同じように、子どもたちにとって遊ぶことは緊張を要します。

遊びは刺激的でとても重要です。なにかを作ったり、描いたりした際には、そのときは傍にいて、眺めたり、説明を聞いたり、よく確かめたり、一緒になって喜んであげましょう。

私たちの関心が本気でなかったり、誉め言葉や感嘆があまりにオーバーリアクションだと子どもたちは気付きます。本気ではないとわかると嬉しいどころか、不安になります。

ひとり遊びの機会を設ける

ひとり遊びの機会を与えていますか?

子どもたちは自分自身で退屈しないようにすることを学び、自立しなければなりません。

親が子どもに関心を注ぎ過ぎると、その子が家庭の中心になり、2人目が産まれ家中が忙しいときさえも自分が中心的存在であることを主張します。一人遊びを習得した子どもはこんな状況をうまく乗り切ります。

子どもの多い家庭でも子ども各自が少なくとも一人で遊んだり、読書したり、絵を書いたり、ほかのことができるようなスペースがあると良いです。

また一日中幼稚園や、放課後を託児所で過ごす子どもたちは、団体生活とのバランスを取るうえでも、特に一人遊びをする必要があります。

ほかの子どもたちと一緒に遊ぶようにさせる

小さい子どもはバラバラになって遊びますが、徐々に大人の手助けがあって一緒に遊ぶことを学びます。

そして他人と一緒にいるという関係は、どの子にとっても重要で子どもたちが就学するまで一人っきりのまま大きくなることがないように、ほかのこどもたちと一緒に遊べる場を作るよう、私たちが協力してやらなければなりません。

子どもの持ち物を尊重する

子どもの持ち物を尊重していますか?

子どもたちは自分のおもちゃを大切にしています。勝手に他人にあげたり、捨ててはいけません。兄弟の間さえも所有関係をはっきりさせておくべきです。

例えば兄が持っている絵本を妹が欲しがった際には、兄と話し合うべきです。絵本が乱雑に扱われるのを恐れて嫌がったら、無理に取り上げたりしてはいけません。

男の子、女の子用と玩具の区別をしない

男女の区別をして玩具を与えていませんか?

現代では少なくなってきていますが、旧来の性の古い区別(または役割分担)に固執し、男の子だから〇〇な玩具、女の子だから〇〇な玩具、としてはいけません。

男の子と女の子が一緒に遊んだり、玩具を交換する事はお互いの理解にも役立ちます。
相手のことを考えた態度は遊びの中でも訓練され、そして異性への自然な態度となって表れます。

毎日の後片付けを大嫌いな作業にさせない

子どもたちは後片付けになぜ大きな価値があるのかを理解できません。

子どもは私たちが手伝ってやってはじめて片づけることを身につけます。すぐには身につけられないので充分な時間をかけなければなりません。どこに何が納まるか、まず一緒に考えて試してみることです。

整理整頓することで遊ぶときもやりやすいことを徐々に気付き、独自の整理方法を見つけるでしょう。

親が子どもの後片付けを全部やってしまうのは間違っていますのでご注意ください。

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良いおもちゃを選ぶために

おもちゃというのは大きく分けて4つの異なった遊びの形態があり、年齢・発達段階に応じ遊びの欲求内容が変わります。

個性により好き嫌いがあり、それもおもちゃを選ぶ際に考慮しなければなりません。

おもちゃ、知育玩具などを選ぶ(見つける)場合のヒントを目的とした年齢別の目安である表を作成しました。

これは、「子どもは能力をできるだけ充分に伸ばせるように様々な遊びをさせるといいと言われ、バランスの取れた玩具の与え方により、様々な遊びに関心を持たせること」を目的としています。

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遊びのカテゴリ

1歳まで

1歳までは遊びが、見る・聞く・嗅ぐ・味をみる・感じるなどの感覚的な知覚であり運動です。

すべての乳児用玩具は運動玩具といえます。

動く遊び素材と親しみ、試し、実験、
形作る遊び
風船・メリー・モビール風船・メリー・モビール
ガラガラ・ラトルガラガラ・ラトル
ベビーカー用玩具ベビーカー用玩具
風呂場用玩具風呂場用玩具
ボールボール
布製の人形・動物布製の人形・動物
以上すべて乳児用玩具

1~3歳

動く遊び素材と親しみ、試し、実験、
形作る遊び
ごっこ遊び
押す、引くができる玩具風呂場用玩具ぬいぐるみ
引っぱる紐付き玩具玉ころがし人形
簡単な乗り物はめ合わせ・はめこみの玩具電話
電車や色々な車両の玩具簡単なパズルほうきやモップなどの家事用具(2歳)
三輪車たたく玩具玩具の食器
ソリなど積み木玩具の家具
ボールひも通し
指で塗る絵具(2歳)
ペン、鉛筆、筆など
砂場、砂場用玩具
オルゴールや音の鳴る玩具
※発達段階によって、子どもが出来ないものもあります。

3~6歳

動く遊び素材と親しみ、試し、実験、
形作る遊び
ごっこ遊びルールのある遊び、グループ遊び
多機能の乗り物砂場、砂場玩具ぬいぐるみ間違い探し等の絵合わせ
手押し車はめこみ・組み立て玩具人形ドミノ
三輪車積み木食器等トランプ遊び
自転車(5歳頃)おもちゃの家具電話すごろく
ハンドル付四輪車パズル・絵合わせ(4歳)ごっこ遊び用玩具鬼ごっこ
縄跳び(5歳頃)ビーズ玉通し指人形ボール遊び
ボール折り紙おもちゃの家具
投げる遊びクレヨン、色鉛筆(5歳)、絵具(5歳)
水遊び玩具塗り絵
ブランコねんど等
シャボン玉
※発達段階によって、子どもが出来ないものもあります。
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知育玩具とは?

簡単に説明すると幼児や児童の知能的発達を促進する玩具です。考える事や表現する事を通じて、知能の発達を促す事を目的としています。知育玩具は「子どもの能力や感性を育むことを目的」として開発され、知能を育てるために「脳や身体に刺激を与える仕組みが備わっていること」が大きな特徴です。故に遊び方に工夫が必要だったり、頭を使ったりするように作られているため、子どもは自分なりの遊び方を考え、いろいろ試しながら遊びます。その結果、その積み重ねが思考力・判断力・表現力・知能を養うことに繋がります。このようにして、知育玩具で知能や知力の発達を促すトリガーを作ることで、子どもの成長効率は飛躍的に向上するといわれています。また大人が遊んでも楽しめるものや家族で一緒に楽しんで、コミュニケーションを取れる点もポイントです。

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知育玩具の効果

知能指数が高まる

知育玩具で遊ぶことにより、知能指数の向上が期待できます。知能指数とは、自分で考える力や記憶力、対応力などを計測する指数のことです。
知能指数と脳の発達は相関関係があり、知能指数は将来的な学力に影響するといわれています。特に幼児期は人生の中で脳が大きく成長するため、柔軟で吸収性が高く、知的指数が急速に高まる時期と言われており、その時期での知育には大きな効果が見込めます。 知育玩具には知能指数を高める仕掛けがたくさん組み込まれています。それゆえ幼児期に知育玩具で遊ぶことにより、脳の発達を促し、知能指数を高めることができると言えるでしょう。

 

集中力・思考力が身に付く

思考力や集中力は、知育を通して獲得できる効果のひとつです。子どもは、自ら興味を持った知育玩具で遊ぶことにより、特に意識せず集中力が養われます。自分が好きな遊びに夢中になれば、その遊びを通して集中力を身に付けることができます。
またパズルや積み木などの知育玩具で遊ぶことにより、同時に思考力を身につけることにもつながります。何気なく遊んでいるだけに見えたとしても、子どもは思考しながら遊んでいます。このように遊びを通じて、集中力や思考力を洗練することができます。

 

想像力・創造力が身に付く

パズルは想像力を身に付けられる玩具ですが、完成形を想像しながら遊びます。その中で想像通りの結果にならず試行錯誤するときも、どんな組み合わせなら完成に近づくのか、このピースをここへ入れたら、どうなるかと想像しながら遊びます。その結果、想像力が身に付きます。このようにして、想像し、実際に作り上げる力が創造力です。創造するには、まず考えて、イメージ像を作り、実際に自分で形にする必要があります。このようにして何かを創造する体験を往復することにより、自分が「何か」を作り出し、自ら進んで生きる力を養うことにも繋がります。

 

手先の器用さ・空間認識能力が身に付く

知育玩具は手先を使いながら遊ぶように作られているため、手先の器用さの向上に繋がります。また知育玩具は空間内の物の形や位置関係を把握する空間認識能力の向上にも繋がります。例として積み木やパズルなどが挙げられます。
積み木を例にすると、遊んでいるうちに大きさ、高さ、形、奥行をはじめ立体や空間的な構造を学ぶことができます。そして立体を作るプロセスで、真正面から見えない部分にも積み木があることを把握し、その見えない部分を推し測る想像力や空間認識能力を身に付けることができます。

 

非認知能力が高くなる

物事に対する考え方、取り組む姿勢、行動など、日常生活・社会活動において重要な影響を及ぼす能力を「非認知能力」と言います。
知育玩具での遊びを通して子どもが自ら学ぶことにより、非認知能力を高められると言われています。
特別、幼児期は脳が大きく発達し、多種多様な刺激から多くのことを学び、生きる方法を色々試しながら探していく時期です。その時期に子どもの発達に応じた知育玩具で、知能・知力の発達を促すトリガー(または起爆剤)に多く触れられれば、自立心や自制心、自己肯定感、協調性、共感力という生きるための基礎となる非認知能力を育むことができるでしょう。

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ドイツ発「良いおもちゃ」認定について

実は日本ではあまり知られていませんが、ドイツにある「子どもの遊びと玩具」審議会(1954年~)が世界に存在しているおもちゃを審査し、「良い玩具」認定をしています。

オレンジマーク(spiel gut : シュピールグート)と言われ、認定許可が下りればマークを貼ることが出来ます。

マークはこちらです。(筆者購入品の箱の撮影写真)

シュピールグート認定マーク

どんな審査か?

「子供の遊びと玩具」審議会がこどもの年齢と発育段階、想像力、周囲の世界を体験すること、遊びのバリエーション、素材と加工、デザイン・形と色、大きさと重さ、数と量、構造と仕掛け、耐久性、安全性、環境へのアセスメント、値段など合計13種類の評価項目によりテストや審査をし、認定しているものです。

この審議会は、こどもとその遊びに関する、すべての専門領域の人たちによって構成されています。教育学や心理学、社会学、精神療法、医学、デザイン、建築、情報学などの専門家たちの集団です。このメンバー構成からしても、こどもの遊びを高いレベルで真剣に考えていこうとする姿勢を感じます。

さらにこの判定には玩具産業関係者は一切参加できない厳格さがあります。
裏で玩具メーカーが操り、そのメーカーの製品ばかり、という恐れもありません。

様々な領域の専門家集団が玩具に対して、計13種類の評価項目により審査をし認定しているため、
気になる「知育」面も効果があります。
自動で動くおもちゃは子どもが遊び方を考えなくなるため、子どもが自ら考えて遊べるおもちゃに集中しています。

13種類もの評価項目について

こどもの年齢と発育段階

おもちゃは特定の年齢層の子ども向けに生産されていますが、年齢と発達に適した遊びができるおもちゃでないといけません。

想像力

自動で動くおもちゃだと子どもは受け身になってしまうため、シンプルで多くの応用がきくおもちゃが幼児の想像力の訓練に適しています。そうするとどんなおもちゃを使っても何かを思い付き、創造的な遊びが出来るようになります。

周囲の世界を体験すること

おもちゃは子どもたちが自分の周囲の世界をより深く体験するために役立つべきです。
テレビや絵、物語は子ども自身の体験の代用になりません。
例:動物園に行ったばかりの子どもに動物園の模型などが面白く感じる など

遊びのバリエーション

そのおもちゃ自体に様々な用途、活用の可能性、長期にわたって使用できるか、手持ちのおもちゃを使い新しい遊びの可能性を創り出せるか、などでなければならない

素材と加工

柔らかで手触りがいいもの。加工後の傷、加工上の痕跡(ざらざら、ギザギザ等)、塗装状態など

デザイン・形と色

シンプルなデザイン、多くの色を使わない等
※多くの色を使ったゴテゴテなものは気が散ります。

大きさと重さ

適正な年齢、発達段階の子どもが持てる重さ・大きさ。
またそのおもちゃのパーツ類も対象に応じ大きさを変える。
※対象年齢が低いのにパーツが小さすぎる 等

数と量

多いから、少ないから良い、ではなく正しく選択されたおもちゃが与えられることに価値がある

構造と仕掛け

幼児にとってシンプルで目で確かめられ、わかりやすいものが一番。

耐久性

遊びの目的と使用期間に見合ったものが好ましい。消耗が早いのは避けるべきですが、壊れないのもよくありません。誤った扱い方がそれなりの結果をもたらすことを知るのも遊びから得られる経験です。

安全性

規格・安全基準に基づく、生産がされているか

環境へのアセスメント

おもちゃがどれほど環境にやさしいかをいくつかの要因に基づいて評価する。使用される材料、エネルギー消費量、製造、使用、廃棄中の環境への影響、おもちゃの寿命、修理可能性、リサイクル可能か、などが評価対象です。

値段

良いおもちゃには、色々な価格のものがあります。
安くて壊れやすいおもちゃが多いほうが子どもにとって害であるため、長期間使用でき必要なおもちゃであれば、高くても損ではない。

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最後に

子どもの遊びを理解し、遊びのカテゴリ、知育玩具の目的と効果を見知ることができましたでしょうか。

また良いおもちゃの認定や13もの評価基準も知ることができたのではないでしょうか。

筆者の個人的な意見ですが、知育玩具(おもちゃ)に求める要素は4点あります。

・子どもが自ら考えて遊べるおもちゃ(原動力は子どもの発想のみ)
・様々な能力の向上 
・安心安全な高品質
・飽きずに長く使える

これらはシュピールグート「良いおもちゃ」認定の玩具なら間違いなく網羅されています。
またシュピールグート認定の玩具は、モンテッソーリ教育を実践している家庭(国内外)で多く取り入れられており、知育玩具としての地位を確立しています。

▼そのシュピールグートの「良いおもちゃ」を厳選した特集記事はこちらから



是非、子どもの成長に欠かせないおもちゃを選んであげてください。


参考
ドイツ「子供の遊びと玩具」審議会 シュピールグートHP(ドイツ語)
引用
著者:spiel gut arbeitsausschuss kinderspiel+spielzeug 
書籍:guts spielzeug von a bis z / 1980年10月10日

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